■中川右介著『松田聖子と中森明菜』(幻冬舎新書・861円)
1980年代に女王の座をかけて争った対照的なふたりの歌姫−。虚構の世界を謳歌(おうか)した松田聖子と己のすべてをさらけ出した中森明菜が、歌の世界と日本社会にもたらしたものを、業界にうごめく欲望をからめながら鮮やかに描き出す。