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世界最古か シリアで8500年前の墓地発見
このニュースのトピックス:歴史・考古学
筑波大(茨城県つくば市)は13日、シリア政府と同大調査団(団長・常木晃教授)が共同で行った同国北西部にあるテル・エル・ケルク遺跡の発掘調査で、約8500年前の地層から人骨40体以上が共同で埋葬された墓地が見つかったと発表した。常木教授は「新石器時代の墓地は非常に珍しく、世界最古の可能性もある」としている。
同遺跡は16ヘクタールを超える新石器時代の大規模集落。調査は1997年から実施し、人骨は今年8月、集落の中央から発見された。墓地は全長約10メートル、幅約8メートルで、今後の調査でさらに広がる可能性があるという。
人骨の多くは20〜30代で最高齢は45歳ぐらい。体を折った屈葬で埋葬されており、中には死産した子供を抱いているとみられる若い女性の骨もあった。周囲を石で囲み上部を石灰岩のしっくいで固めた墓もあった。
周囲からは石製の容器やスタンプ型の印章などの副葬品も見つかった。
常木教授は「集落内に区域を定め、一体一体を個別に埋葬するという現在の形に近い墓地ができたのは5000年前ぐらいと考えられていたが、それをはるかにさかのぼる貴重な発見」と話す。
人骨や歯の一部は日本でDNA鑑定が行われており、埋葬された人の親類関係や葬送観念、男系社会か女系社会かなど、当時の社会状況が解明されることも期待される。
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