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「論語」現代語訳 弘前大教授を剽窃と批判 阪大名誉教授
このニュースのトピックス:第23回正論大賞
大阪大学中国学会が編集発行する学術誌「中国研究集刊」第44号で、同大名誉教授の加地伸行さんが、「自分の独創を剽窃(ひょうせつ)された」と、弘前大学教授の山田史生さんを名指しで批判する文章を発表した。
加地さんが問題にしているのは「君子」と「小人」の訳語。講談社学術文庫から依頼された『論語』の全訳注の執筆にあたり、もっとも苦しんだのがこの訳で、9年を費やしてやっと「君子」を「教養人」、「小人」を「知識人」とする訳語にたどり着き、平成16年3月に刊行したという。
一方、山田さんは昨年10月に刊行した著書『寝床で読む「論語」−これが凡人の生きる道』(ちくま新書)のなかで、「君子」を18カ所にわたり「教養のある人」と訳し、「小人」を7カ所にわたって「知識のある人」と訳している。
加地さんは、君子と小人の翻訳は「私の独創」と述べ、「山田著は依拠した文献として拙著を明記していない以上、苦心の拙訳の剽窃と見なす」と記している。
産経新聞の取材に対して山田さんは「剽窃したという自覚は、ありませんでした。しかし、加地先生に不愉快な思いを与えたことは、はなはだ遺憾であると思います。加地先生の御著を参看したことは事実であります。煩をいとわず参考文献のすべてを明記しておけばよかったと反省しております」とコメントした。
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