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溶岩の流れを予測!ハワイの研究者たち
このニュースのトピックス:第23回正論大賞
【ヒロ(ハワイ州)=USA TODAY(ケビン・デイトン)】ハワイの科学者たちが、火山から噴き出る溶岩の流れる方向を事前に予測する研究に取り組んでいる。精度が高まれば、災害を最小限にとどめられると各方面から期待されている。
ハワイ島のキラウエア火山。パホア村から17キロの地点にある亀裂から噴火が始まった今年7月以降、毎日50万立方メートルの溶岩が噴出している。初めはパホアなど住民居住区に迫ったが、近くまで来て突然、停止。パホア村は海抜210メートル。溶岩は海抜540−660メートル、村から13−14キロの地点で止まった。
キラウエア火山の噴火は24年前に始まった。この時は、ほとんどの溶岩は南東部の海面に向かって流れ、189棟の住宅を焼失させた。
これを教訓として、住民と民間防災隊員らが噴火を観察し、溶岩が住宅街や主要道路に向けて流れるかどうかを予測する研究を続けてきた。
1984年にマウナロア山が噴火したとき、初めて流路の予測実験を行った。その結果、60%以上の予測が当たっていた。
米地質学研究所・ハワイ火山監視所のジム・カウアヒカウア所長は「コンピューターで流れる方向を分析した結果、非常によい指針が得られた」という。しかし、溶岩の流れは水の流れとは大きく違い、予測は非常に難しい。傾斜を下ってきた溶岩が急に止まって固まると、その後の流れを変えてしまうこともある。
米国公園管理事務所は自然林保護の観点から、溶岩による発火地点を事前に知ることを重要視しており、予測研究に大きな期待を寄せている。
(c) 2007, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.