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パソコン木簡解読システムを開発 奈良文化財研究所 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:第23回正論大賞
遺跡から出土した木簡に記された文字をパソコンで解読する初の支援システムを、奈良文化財研究所(奈良市)などが開発した。実用化のめどが立ち、年度内にもインターネット上で公開し、成果を共有化する。木簡の解読はこれまで、研究員らの知識や経験をもとにした“眼力”で長期間かけて行われてきたが、新システムを使えば、解読困難な文字を読み取ったり、文字が示す意味を探ることが容易になる。木簡解読の正確性と効率が高まりそうだ。
同研究所では、平城京(奈良市)などの発掘現場で木簡が出土した場合、洗浄したうえで、研究員らが辞典を片手に解読作業を進めてきた。
ただ、木簡の文字は崩していたり、消えかかっているなど解読困難なケースも多く、時間がかかるうえ、読み違えの危険もつきまとう。平城宮跡で昭和38年に出土し、今年重要文化財に指定された1785点におよぶ木簡は、解読して報告書を出すまでに6年ほどかかったという。
このため研究所では、平成15〜19年度の5カ年で、パソコンを使った木簡の解読支援システムについて研究。東京農工大学の耒代誠仁(きただい・あきひと)助教らとともに開発を進めてきた。
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