大阪府吹田市の国立民族学博物館で22日、北海道の先住民族、アイヌの神事「カムイノミ」が営まれた。昭和54年から毎年続いているが、公開されたのは今年初めて。
万物に神が宿るという信仰に基づき、アイヌ関連を含むすべての収蔵品に宿った神を鎮めるための儀式。今回は千歳地方の伝統にのっとり、火、水、大地、村の4神を祭って行われた。
玄関前に設けた祭壇でアイヌ文化を継承する北海道ウタリ協会のメンバーが祈祷(きとう)。祭司の野本久栄さん(56)は「今回を機にアイヌを身近に感じてもらえれば」と話した。