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ドリー生みの親 クローン研究断念
このニュースのトピックス:人工多能性幹細胞(iPS細胞)
【ロンドン=木村正人】クローン羊ドリーを誕生させた英エディンバラ大学のイアン・ウィルマット博士がヒトクローン胚(はい)の研究を断念する方針を決めたと17日付の英紙デーリー・テレグラフが伝えた。京都大医科学研究所の山中伸弥教授らがマウスの皮膚細胞から新たな「万能細胞」をつくるのに世界で初めて成功したことに注目、研究方針を切り替えるためという。
クローン研究のパイオニアの転換は世界の研究者に衝撃を与えそうだ。
ヒトクローン胚からはさまざまな臓器や組織に成長する万能性を備えた胚性幹(ES)細胞をつくることができ、同博士は2年前に英政府機関の承認を得て研究に取りかかっていた。
しかし、ヒトクローン胚研究には卵子が必要で生命倫理上の問題が指摘されていた。
山中教授は昨夏、マウスの皮膚細胞に遺伝子操作を加えES細胞と同じ働きをする新たな「万能細胞」をつくるのに成功。ヒト細胞への応用も可能とみられており、同博士は山中教授の研究の方が「社会的に受け入れられやすい」と評価している。
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