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【断 大月隆寛】「戦後」の呪縛 「国連」至上主義

2007.11.14 02:40
このニュースのトピックスコラム・断

 小沢騒動の背後で、わが自衛隊を「国連」にだけ委ねてしまうような流れがなにげに進められつつある、そのことについて今日はひとこと。

 そもそも、テロ特措法延長に反対する小沢代表の理屈からして、けったいでした。今後、自衛隊を正式に海外派遣できるように恒久法も考える、ただし「国連」が決めた場合のみ、特定の国の利益になるような場合は派遣しないよ、と。

 うわあ、「戦後」の呪縛(じゅばく)のひとつ、「国連」至上主義の病弊はここまで根深いか、と改めて嘆息しました。言わずもがな、国連とは United Nations=「連合国」、つまりは先の大戦での戦勝国同盟なわけで、あれから半世紀以上たって東西対立もなくなったことだし、かつての悪党日本も改心してるし、カネも持ってるし、そろそろ常任理事国にしてやってもいいよ、というのはそれはそれ、わが日本が「戦後」に積み上げてきた国際的な信頼のたまもの。だったらまず、あの敵国条項ってのをきっちり外してほんとに気持ちよくサシでつきあえる関係になってからにさせていただきます、とタンカのひとつも切っておくべきでしょう。

 いくらアメリカの言いなりになりたくないからと言って、一気にシナもロシアも常任理事国の「国連」任せじゃ今度は違う方面の言いなりにならない保証もないわけで。

 自衛隊はわれらの税金でまかなっているし、自衛官はわが同胞。その命をまずわれらの祖国でなく「国連」に、それも戦勝国連合のまんまの今の「国連」に“だけ”まるごと委ねちまうシビリアンコントロールなんざ、はっきりクソ食らえ。ほかでもない自衛官の家族こそが真っ先に反対すべき、これは希代の愚策、まさに国賊的行為だと思います。(民俗学者)

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