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与謝野晶子の短歌発見 写真台紙に、未発表作か
歌人、与謝野晶子(1878−1942年)と夫、鉄幹らの写真の台紙裏に、晶子の未発表作品とみられる短歌一首が書かれているのを、写真を所蔵する立命館大図書館(京都市北区)が見つけた。
鉄幹のおいが1919(大正8)年、陸軍の歩兵学校を首席で卒業した際、記念に詠んだ可能性が高い。立命館大の中川成美教授(日本近代文学)は「家庭人として親族を祝う晶子の一面がうかがえる貴重な資料」と話している。
図書館によると、写真の存在はすでに知られており、軍服姿のおいを中心に晶子夫妻、子供8人の計11人で撮影。台紙(縦約25cm、横約30cm)の裏には鉄幹による撮影状況の説明と晶子の短歌があった。
短歌は「家のうちひかりかゞやく まらうどと君をまた見ん 日のめぐりこよ」と書かれ、中川教授は「親族で光り輝く功績を残したおいを『まらうど(客人)』と考え、こうした日がまた来てほしいと願う歌だろう」と解説している。
図書館の職員が9月末、記念展の準備で書庫を整理していた際、短歌に気付いた。写真は戦前、立命館大の文学部教授が歌集などを寄贈した際に紛れ込んでいた可能性があるといい、中川教授らが経緯を調べている。
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