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1200年前の輝き 大安寺西塔の金銅製品修復
このニュースのトピックス:歴史
奈良時代の代表的官寺だった大安寺の西塔跡(奈良市東九条(とうくじよう)町)で出土した風鐸(ふうたく)や水煙(すいえん)など、塔頂部の「相輪(そうりん)」を飾った金銅製品の保存処理が完了し、同市教委が1日、発表した。西塔は高さ約70メートルの七重塔で、うち相輪は約25メートルだったと推定。輝きを取り戻した金銅製品は、1200年前にそびえていた塔の荘厳さを伝えている。
西塔跡では、平成14−17年度に風鈴状の風鐸や炎をイメージしたような水煙、方形の露盤(ろばん)など金銅製品約60点について、元興寺(がんごうじ)文化財研究所(同市)がさびなどを落とすとともに防腐処理した。
風鐸は大小2種類で3点があり、小型の風鐸2点(高さ約30センチ、直径約15センチ)はほぼ完全品。大型の風鐸は破片で、復元すると高さ約55センチ、直径約30センチとなり、出土品としては国内最大だった。相輪は80点の風鐸などで飾られ、装飾品の大きさなどから重さは約10トンと推定。大型の風鐸は、塔の軒先につるされていたとみられている。
大安寺には東西両塔があり、西塔は9世紀初めごろまでに完成したと推測され、平安時代に焼失した記録がある。風鐸などは5日〜12月26日に奈良市大安寺西の市埋蔵文化財調査センターで開かれる「並びたつ大塔」展で公開される。



