- ニューストップ
- 北京オリンピック特集
- レスリング
- 記事詳細
ニュース:レスリングRSS feed
番狂わせ連発、20年ぶりの男子金へ レスリング松永
このニュースのトピックス:レスリング
神懸かり的な進撃で、フリー55キロ級の松永が決勝にコマを進めた。レスリング男子の決勝進出は、シドニー大会グレコローマン69キロ級銀の永田克彦以来、2大会ぶり。フリーは5大会ぶりの快挙というから驚く。ともあれ男子に14大会連続のメダルをもたらし、“お家芸”の面目を施した。
準決勝のクドゥホフ(ロシア)戦は怖いくらいの完勝譜。第1ピリオド終了間際、相手の引き込み技を切り返して3−0。第2ピリオドもリードを奪い、じれて動いた相手を投げ飛ばして、けさ固めに討ち取った。昨年の世界王者が頭を抱える鮮やかなフォール勝ち。
「まだ試合があるので、気を抜かずにがんばります」と松永。肉弾戦を繰り返し、右のまぶたははれ上がっているが、深沈として闘志をいたずらに発散することもない。タックルがおもしろいように決まり、寝技もいい。3回戦で2003、05年の世界王者マンスロフ(ウズベキスタン)も苦戦の末に片づけた。
“お家芸”もがけっ縁に立たされていた。北京の代表選手はフリー、グレコを合わせて6人。1992年バルセロナ五輪で予選制が導入されて以来、最少で、グレコの3選手が敗退した。
そんな不振を吹き飛ばす進撃に、日本レスリング協会の福田富昭会長は「レスリング王国復活のきざしを見せてくれた」。金メダルは、ソウル大会フリー48キロ級の小林孝至、同52キロ級の佐藤満を最後に遠ざかっている。失地回復まであと1勝。(森田景史)






