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短距離2冠に向け「たっぷり寝た」 余裕のボルト
このニュースのトピックス:世界の怪物
男子二百メートル2次予選。「位置について」の合図がかかると、カメラのフラッシュが観客席のあちこちで瞬く。被写体はもちろんボルトだ。百メートルでの驚異的な世界新から2日。劉翔が去ったいま、21歳の大型スプリンターがファンの興味を独り占めしている。
午前中の1次予選を2位通過。夜の2次予選は、ゴールまで50メートル以上を残してスピードを緩め始めた。「ずっとリードしていたし、準決勝にいけたんで満足しているよ」。アテネ五輪金メダルのショーン・クロフォード(米国)、2003年世界選手権百メートル覇者のキム・コリンズ(セントクリストファー・ネビス)を苦もなくあしらった。
ただ、ライバルたちは白旗を上げていない。2次予選で全体トップの20秒23で走ったブライアン・ジンガイ(ジンバブエ)は「彼に勝つためにベストを尽くす。みんな、彼を負かしたいと思っているよ」。この日完敗したクロフォードも「ボルトに勝てるか」との問いに「もちろん」と即答した。昨夏の世界選手権で3位のウォラス・スピアモン、今季世界ランク2位の19秒86をマークしたウォルター・ディックス(ともに米国)らも、打倒ボルトを狙う。
百メートルのレース後は「たっぷり寝て、くつろいだだけ」とボルト。短距離2冠を成し遂げれば、1984年ロサンゼルス五輪のカール・ルイス(米国)以来の快挙となる。(細井伸彦)




