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「日本女子は柔道の魅力発揮」田辺陽子・日大柔道部女子監督 (1/2ページ)
【北京=古森義久】女子柔道の全日本選手権に6回、優勝し、オリンピックでも銀メダルを2回、得た田辺陽子・日大柔道部女子監督は北京五輪の柔道での日本選手の試合結果についての感想を産経新聞に寄せた。
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最近の世界の柔道では各国の国柄をも反映して、足を取る柔道、組まない柔道が広がっていることは確かだが、日本の女子選手たちはきちんとした投げ技で一本を取っていくという本来の柔道の魅力を発揮したといえる。
代表的だったのは63キロ級の谷本で、決勝でフランス選手を投げた迫力ある内または会場をわかせた。フランス側も試合には負けても、谷本の技は素直に称賛していたと思う。谷本は持てる力を十分に発揮し、しかも技の切れのよさをみせた。女子70キロ級の上野も安定した試合ぶりで、一本と取ろうとする柔道をみせてくれた。
78キロ超級の塚田は実力どおりに中国選手との決勝となったが、この試合では積極的に技を出し、よく攻めて、有効をとったのは戦略どおり、対策どおりだったのだろう。しかし後半、疲れてきて、相手の技の威力が出て、塚田が防御に回った。残り8秒などというときに、一本取られたのは、やはり実力の差といえようか。塚田にはいくらがんばっても相手を一本で投げる力はなかったが、相手には塚田を一本取る力があったということだ。その状況では塚田はよく研究し、よく攻めたといえる。
女子は全体としてメダルが金2、銀1、銅2という成果は高い評価を受けてよいと思う。男子は期待していただけに、その実際の結果は残念だった。

