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【スポットライト】中国初の栄光射抜く アーチェリー女子の張娟娟
躍進する中国が新たな金メダルを射抜いた。14日のアーチェリー女子個人決勝。張娟娟(27)が、1984年ロサンゼルス大会以来、韓国が重ねてきた不敗神話を破った。「中国のアーチェリー選手すべてに、このメダルをささげたい」。母国にとって史上初となった栄冠に、両手を掲げて大観衆に応えた。
決勝の相手は前回アテネ五輪金メダリストで、韓国の朴成賢(25)。五輪公園アーチェリー場には雨が降りしきっていた。朴が最後の12射目で10点を射て、109−101。9点以上なら張の勝利。「勝てると信じて冷静にと、努めた」。張は落ち着いて最後の矢を放ち、9点。1点差で優勝を手にした。
山東省青島市の農村で生まれ、体育学校入学当初はやり投げ、砲丸投げを志したが、射撃を経て94年にアーチェリーに転向。アテネでは10位、06年のメキシコでのW杯では優勝、昨年の世界選手権では6位と着実に頭角を現してきた。
張の戴冠の瞬間、笛や声援で韓国選手の集中をかき乱し“援護”をした中国人観客らは総立ちになり、地鳴りのような歓声で勝利を祝った。「金メダルを夢見ていた。メダルはわたしだけではなく、チームの団結力のたまもの」。弓を握ったヒロインはつつましく喜びを口にした。

