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【清水満の気ままに五輪】(30)“連覇”の北島康介に王貞治、そしてイチロー…超一流の共通点とは? (1/2ページ)
このニュースのトピックス:世界新記録
北島康介は言葉にならない。涙声でしかなかった。金メダルの重圧ではなく、“連覇”という偉業がいかに大変か、だからこそ北島は言葉を出すことができなかったのだろう。
「…すいません。…何も言えない…」
それで十分である。しつこくアナウンサーが聞く。涙をタオルでぬぐった。ひと呼吸おいて「アテネよりチョー、うれしい」と“らしく”言ったつもりが、かえって“らしくなかった”。北島の達成感、計り知れないものを感じた。
かつて何かで読んだことがある。
「金メダルは幸運だけでは絶対に手に入らない。“意志”が必要なんです。強い意志が…」と。世界記録保持者はブレンダン・ハンセンで、アテネの1カ月前に出していたが、「ハンセンには“記録保持者というプレッシャー”が見えた」と北島はその時、話していた。王者ゆえの苦しみを感じていた。挑戦者の北島は、本来は後半50メートルでの追い込みだが、前半25メートルでハンセンに食らいつき、彼のペースを乱す。そして勝った。








