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【114の金物語】(102)競泳・男子100平 北島康介
このニュースのトピックス:北京・中国事情
□2004年アテネ大会
■コーチと二人三脚で雪辱
シドニー五輪で4位に終わった北島康介が、岩崎恭子以来12年ぶりとなる金メダルを水泳ニッポンにもたらした。
決勝は、ライバルのハンセン(米国)との競り合いになった。北島は前半50メートルをハンセンらに続く3位で折り返した。その直後トップに躍り出ると、追い上げるハンセンを0秒17差で抑えて優勝。「チョー気持ちいい。鳥肌もんスよ」と21歳の若者らしい言葉で喜びを表した。
幼稚園で入会した東京スイミングセンターで、中学2年時に平井伯昌コーチと出会った。同コーチは鋭い目つきを見て「将来は絶対、五輪選手に育てる」と、闘争心あふれる少年に賭けた。
長距離選手に効果があるといわれる高地トレーニングを、運動生理学の専門家に意見を求めて導入すると、高地トレのたびに記録を更新した。常識にとらわれないやり方と、先を読む力が、北島を支えた。
二人三脚で戦ったシドニーでの敗戦に、2人で交わした「五輪の借りは五輪で返そう。必ず金を取ろう」との誓いを、見事に果たした。

