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【日本の星(9)】己に厳しい「プリンセス」 栗原恵(バレー) (1/2ページ)
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エースはどこまでも己に厳しい。5月23日の世界最終予選第5戦。17得点の活躍で韓国を破り、2大会連続の五輪出場を決めても、栗原恵が笑みを浮かべたのはほんの一瞬だった。
「4年前は出ることが目標だった。今は切符を取ってからがスタート」。愛くるしい表情から“プリンセス・メグ”の愛称で呼ばれるが、ストイックにバレーに打ち込む姿は修行僧のようにも映る。
もともと、向上心の固まりのような選手だ。中学2年で兵庫県の強豪校に単身バレー留学し、卒業後もOGの大半が進学する同県の私立高校ではなく、練習見学で魅力を感じた山口・三田尻女高(現・誠英高)を選択した。アテネ五輪後にはNECからパイオニアに移籍。規定でVリーグに1年間出場できないリスクを背負ってでも、「もっとうまくなりたい」という信念を貫いた。
2006年には左足親指の骨折が判明。懸命のリハビリで選手生命の危機を乗り越えると、「後悔しないバレー人生を送ろう」と、以前にも増して競技に全力を傾けるようになった。07年の全日本復帰後は不動のエースに定着。同学年の親友、大山加奈(東レ)が腰痛で代表を外れる中、苦しい局面を何度も救ってきた。


