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模倣犯の出現を当局は警戒 中国・昆明のバス連続爆発
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【北京=野口東秀】中国雲南省の昆明市で21日に発生した路線バス連続爆発事件は、北京五輪を目前に控え、胡錦濤指導部が治安に神経をとがらせる中で発生した。政府の腐敗や横暴に対して不満分子が起こしたテロの可能性も否定できない。
中国では五輪を前にバスの爆発が相次いでいたが、今回は連続爆破で、無差別殺傷を狙ったとみられる。
北京では地下鉄で安全検査が実施されているが、バスの荷物検査は物理的に困難なため実施されていない。駅でも荷物のX線検査と金属探知機での携帯物検査が行われているが、空港ほどには徹底されておらず、爆発物の持ち込みが不可能とはいえない。「今回の事件であらためて北京で群衆が集まる場所での治安に不安が浮上した」(邦人駐在員)といえる。
北京、上海など大都市では制服・私服の治安要員が大量に動員され、バスにも私服警官が乗り込んでいるが、治安当局筋は「完全な押さえ込みは不可能」と言い切る。
今後、同様の事件を起こす模倣犯が出る可能性も十分ある。7月に入り、上海で公安の取り調べに不満を持つ男が警察署に押し入り警官6人を刺殺、河北省広宗県でも警察署で爆弾事件が発生し10人が負傷したと伝えられる。
このほか、広東省、浙江省、広西チワン族自治州など各地で、小さな怒りをきっかけに群衆が暴徒化したり抗議行動を起こしたりする事態も起きている。



