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【世界のスーパースター】(5)本気の「キング」頂点渇望 バスケ男子 レブロン・ジェームズ(米国) (1/2ページ)
ブッシュ米大統領が洞爺湖サミットで、中国の胡錦濤国家主席に「ある試合のチケットをおねだりした」との報道があった。8月10日に行われるバスケットボール男子グループB組「中国−米国戦」のこと。バスケ人気が高い中国で、2大会ぶりの優勝を狙う米国が開催国相手に「威信をかけた」五輪をスタートさせる。この試合から23歳のスーパースターが「本気で戦う姿」に、全世界は驚くかもしれない。
米プロバスケットボールのNBAで昨季、初の得点王に輝いたレブロン・ジェームズにとって、プロとして、代表として経験する2度目の五輪。「米国が勝って当然」の一昔前なら、ビッグネームの五輪登場も「話題」の一つでしかなかったが、欧州勢やアルゼンチンなどの台頭で、今や米国は強豪国の一つにすぎない。
主に控え役で出場した前回のアテネでは銅、2年前の世界選手権も3位。その悔しさをともに知っているジェームズだけに、今年5月半ばのNBAプレーオフ敗退後、いち早く「北京で金メダルを獲得するだけ」と力強く宣言。すでに本気モードに入っている。
高校時代から全米に名をとどろかせ、「キング」の愛称で知られる万能型選手で、新人王、オールスターMVPのほか、数々の最年少記録も樹立。多くの勲章を得てきたが、プロ入り後「優勝」を経験していない。昨年6月は初のNBAファイナルで完敗、今年も東カンファレンス準決勝で敗退した。今回の米国代表メンバーでは、「顔」的存在であるブライアントや、同期のウェードはNBA制覇をすでに経験。「頂点への渇望」が、五輪でのプレーにどう反映されるのか見ものだ。
ジェームズが強調するのは「チームとして、どう戦うのかよくわかっている」という言葉。ウェード、アンソニーを含めて、シャシェフスキー監督の下、3年計画で北京を目指してきた仲間がそろう。米国復権を自らの力で証明してみせるつもりだ。(堀健二)








