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【清水満の気ままに五輪】(9)五輪公式ソングは国力アピールには欠かせない! (1/2ページ)
五輪の楽しみのひとつに開会式がある。長時間、少々の間延び感はあるが、その国の“威厳”を見せつけるのには格好のステージであろう。
北京ではどうなるんだろう。芸術顧問に予定されていた米映画監督スティーブン・スピルバーグ氏が、スーダン・ダルフール問題への中国政府の姿勢を不満として退いた。いきなりケチがついた気がしたが…。ま、いいか…。
さらに公式ソングなるものもまた“イメージ作り”では重要になってくる。今回は韓国のスター、RAIN(ピ)を起用することは決定済みだが、20年前のソウルでの公式ソングは世界的大ヒットになって、ソウル・イメージを大いに高めたものだ。
コリアナという男女混成グループが歌った『ハンド・イン・ハンド』である。現地で買ってきたCDを久々に聞いてみた。オーケストラをバックに、叙情的なバラード調の美しいハーモニー。いまなお新鮮だった。何と世界中で1200万枚も売れたという。ある意味、韓国文化を世界に大きくアピールした瞬間なのかも知れない。
ところで、五輪の公式ソングっていうのはいつ頃から始まったのだろうか。資料によると、1964年の東京オリンピック、ということらしい。小欄は、まだほんの鼻たれ小僧だった。でも東京五輪前には、どこの街角からも流れていたっけ…。
「〜オリンピックの顔と顔、ソレッ、トトントトトント、顔と顔で〜」
昔の人なら知っているでしょう。懐かしいでしょう。三波春夫さんが歌った『東京五輪音頭』です。いかにも日本的で1964年の夏祭りの頃は、ニッポン全国津々浦々でこの曲一色だったような気がする。国威高揚である。作詞・宮田隆、作曲・古賀政男という大御所の保守本流。いやいや、凄いです。
この稿を書いているとき、歌が脳裏を駆けめぐる。何となく盆踊りの風景まで見えてきて、44年前にタイムスリップした気分になってきた。歌というのは凄い力がある。






