MSN産経ニュースへようこそ。ここは北京オリンピック特集の記事本文ページです。

アトランタ五輪(上)「私には夢がある」   (3/3ページ)

2008.7.6 07:45
このニュースのトピックステロ・事件

墜落したトランスワールド航空機のエンジン部分(AP)墜落したトランスワールド航空機のエンジン部分(AP)

 《冷戦が終わり、世界は大きく2つに引き裂かれるかわりに、あちらこちらの小さな亀裂から血を流している。その中で五輪史上最多の197カ国・地域から1万人を超える選手が参加し、開会式では1時間55分もかけて行進した》

 行進の時間は4年前のバルセロナ五輪より35分も長かった。希望もあった。カンボジアからは24年ぶりに選手団が参加し、ポルポト政権の圧政から「生きて戻った」と語っている。

杉浦正則や松中信彦、谷佳知、福留孝介らの活躍で銀メダルを獲得した野球日本チーム(ロイター)杉浦正則や松中信彦、谷佳知、福留孝介らの活躍で銀メダルを獲得した野球日本チーム(ロイター)

 聖火台に火がともされた後、カナダ出身の女性歌手、セリーヌ・ディオンさんが歌った曲のタイトルは「Dream of Power(夢の力)」だった。夜空にあかあかと輝く聖火台。その炎をともす栄誉を担った聖火リレー最終走者は誰だったのか。

開会式のクライマックス。スタジアムの聖火台に点火された(AP)開会式のクライマックス。スタジアムの聖火台に点火された(AP)

 アトランタの夜は日本の昼。選手団の大行進でも分かるように開会式の進行は遅れに遅れ、夕刊の最終版締め切りが刻々と迫る。聖火がスタジアムに入ってからもまだ、走者が代わるので、うかつに「この人が最終走者」と打つことはできない。プロボクシングの世界チャンピオン、イベンダー・ホリフィールドが姿を現した。彼か! いや、まだいるようだぞ。誰なんだ一体。やきもきするうちに締め切り時間は過ぎ、「後は翌日の朝刊だ」と思ったところで、予想もつかない人物が姿を現した。

ヨット女子470級で銀メダルの木下アリーシア・重由美子ペア(ロイター)ヨット女子470級で銀メダルの木下アリーシア・重由美子ペア(ロイター)

 スタンドは息をのみ、産経新聞アトランタ五輪取材班のキャップとして、プレスセンターで会場中継のモニター画面を見つめていた私も「ええっ」と思わず声をあげてしまった。ミッチェル氏は聖火リレーという最も注目度の高いイベントの最後の最後に、周到にサプライズを用意していたのだ。=敬称略(現編集局編集委員 宮田一雄)

このニュースの写真

墜落したトランスワールド航空機のエンジン部分(AP)
墜落したトランスワールド航空機の残骸(AP)
墜落したトランスワールド航空機の残骸(ロイター)
聖火リレーでは最終ランナーにモハメド・アリが登場。盛り上がった開会式
聖火リレーでは最終ランナーにモハメド・アリが登場。盛り上がった開会式(AP)
開会式のクライマックス。スタジアムの聖火台に点火された(AP)
日本選手団が入場、旗手は女子柔道の田村亮子
開会式のセレモニー。100回記念の人文字が出現した(ロイター)
陸上男子200メートルで19秒32の世界新をたたき出して優勝したマイケル・ジョンソン(ロイター)
杉浦正則や松中信彦、谷佳知、福留孝介らの活躍で銀メダルを獲得した野球日本チーム(ロイター)
ヨット女子470級で銀メダルの木下アリーシア・重由美子ペア(ロイター)
陸上男子100メートルはドノバン・ベーリー(手前)がフランク・フレデリクス(右から2番目)、アト・ボルドン、デニス・ミッチェル(左)を抑え、9秒84の世界新て優勝(ロイター)

関連トピックス

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。