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世界新連発「LR」はこうして生まれた (1/2ページ)
このニュースのトピックス:世界新記録
競泳の北京五輪米国代表選考会が29日、ネブラスカ州オマハで開幕。初日に英スピード社の高速水着「レーザー・レーサー」(LR)を着用した2選手が世界記録を更新した。米国でも旋風が吹き始めた「魔法の水着」は、世界トップメーカーの存続を掛けた努力が生み出した。
「この水着が最も自分に合っていた。うまく泳げたし、水の中でもいい感触だった」。代表選考会の男子百メートル平泳ぎ準決勝。北島康介(日本コカ・コーラ)のライバル、ブレンダン・ハンセンは個人契約を結ぶナイキ製品ではなく、LRを着用して今季世界最高の59秒24をマーク。LRを絶賛した。
5月には米国の水着メーカー、TYRスポーツが、スピード社を独占禁止法違反容疑で米連邦裁判所に提訴。今大会に、4年前の選考会の倍近い約1200人が出場資格記録を突破してきたことも、「LRのおかげ」と揶揄(やゆ)する声があるが、とにかく結果を出した。
この水着が開発された要因を、スピード社と日本でのライセンス契約を結ぶゴールドウイン社スピード事業部の小嶋正年部長は「ナンバーワンにこだわり、一切妥協がなかった結果」と語る。体を最も抵抗を受けにくい形に補正し、着心地を無視。従来の概念を覆したコンセプトが、他社製品との差を産んだ。




