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【陸上日本選手権 いざ決戦】(中)女子一万メートル 女王・福士VS好調・渋井 (1/2ページ)

2008.6.24 16:21
このニュースのトピックス末続慎吾
昨年の日本陸上競技選手権大会。女子5000メートル表彰式を終えた渋井陽子(左)と福士加代子=大阪市東住吉区の長居陸上競技場(浜坂達朗撮影)昨年の日本陸上競技選手権大会。女子5000メートル表彰式を終えた渋井陽子(左)と福士加代子=大阪市東住吉区の長居陸上競技場(浜坂達朗撮影)

 昨年までの6年間、女子一万メートルは福士加代子(ワコール)の独壇場だった。ところが、今年はやや様相が異なる。日本記録保持者の渋井陽子(三井住友海上)が春のトラックシーズンで好記録を連発。故障明けで復調途上にある福士をよそに、初のタイトル奪取と五輪出場に燃えているのだ。

 昨年11月の東京国際で惨敗し、マラソンでの北京五輪出場が断たれた渋井だが、駅伝やトラックにおける目下の充実ぶりは目を見張る。

 昨年暮れの全日本実業団対抗女子駅伝では、チームを首位に引き上げる快走で、2年ぶり優勝の立役者となった。年をまたぎ、勢いはさらに増す。4月の兵庫リレーカーニバル一万メートルで自己2番目の記録となる31分19秒73をマークすると、5月の東日本実業団選手権は31分21秒92の大会新で優勝。「日本選手権は勝ちに行きたい。連覇を止めたいですね」。打倒・福士を高らかに宣言する。

 挑戦状をたたきつけられた福士はといえば、「何とか間に合った」という表現が適当か。初マラソンだった1月の大阪国際で惨敗。3月に左ふくらはぎを故障し、以後1カ月はジョギングだけ。今月1日にあった新潟での競技会でようやく復帰したが、自己記録より1分半以上も遅いタイムで10人中6位に終わった。

 「1000メートルとか2000メートルで、もうきつかった。準備が足らなかったですね」。そう漏らした福士は、10日後のレースであっさりと北京五輪参加標準記録A(31分45秒00)を突破。このあたりの調整力はさすがだ。

 もっとも、永山忠幸監督によると「現時点では8割程度」。ただ、万全のコンディションでは臨めなくとも、悲観はしていないという。「あのときよりは、いまの方がいい状態ですからね」

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昨年の日本陸上競技選手権大会。女子5000メートル表彰式を終えた渋井陽子(左)と福士加代子=大阪市東住吉区の長居陸上競技場(浜坂達朗撮影)
2008大阪国際女子マラソンで大池橋交差点付近をトップで通過する福士加代子=大阪市生野区(塚本健一撮影)
兵三井住友海上の渋井陽子(安部光翁撮影)

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