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【どうする水泳ニッポン(上)】水着のルール解釈にメーカーのとまどい (1/2ページ)

2008.5.20 15:12
このニュースのトピックス中村礼子
早慶対抗水上競技大会でスピード社の水着を着た中村礼子=18日、東京辰巳国際水泳場(撮影・今井正人)早慶対抗水上競技大会でスピード社の水着を着た中村礼子=18日、東京辰巳国際水泳場(撮影・今井正人)

 英スピード社が今年2月に発表した水着「レーザー・レーサー」(LR)を着用した選手が世界記録を35回も更新し、世界中を震撼(しんかん)させるなか、日本競泳界も揺れている。日本水連は、五輪での水着提供契約を結ぶ国内メーカー3社(ミズノ、アシックス、デサント)に対し、30日までの製品の改善を求めているが、選手が納得できる水着を開発できなかった場合はLRの着用を認める可能性もある。メーカー、選手は北京五輪へ向けてどのような道を選ぶのか。水面下で激しい格闘が続く。

     ◇

 「申し訳ないんですけど、3社が遅れていたんじゃないかと思う」。17日の日大−中大対抗水泳競技会。3人の北京五輪代表が、英スピード社の新作水着「レーザー・レーサー」(LR)で泳ぐ姿を見た日本代表の上野広治監督は言った。

 日本水連が水着のオフィシャルサプライヤー3社に改善を要請した8日以降、数人の五輪代表選手がLRを実戦で試した。五輪へ向けて負荷のかかる練習を始めたばかりという調整段階で、しかも水着は既製品の使い回しでサイズも合わない状態。好タイムが出にくい環境ながら、結果は驚くべきものだった。

 17日の大会で伊藤華英(セントラルスポーツ)が、18日の早慶対抗水泳競技会で中村礼子(東京SC)が、いずれも百メートル背泳ぎで自身2番目の記録をマークした。17日には米国のサンタクララ国際大会で奥村幸大(イトマンSS)が二百メートル自由形の日本記録を更新。この水着の威力を再認識させる結果ばかりが出た。

 締め付けが強く着用に20分以上かかるLRは、極細のナイロン製生地に、胸部や臀部のような凹凸がある部位にポリウレタンのフィルムが張られている。無縫製、超軽量といった特徴もあるが、米航空宇宙局(NASA)の協力で生み出されたこのフィルムこそが、速さの秘密を解くカギかもしれない。英スピード社と日本での販売契約を結ぶゴールドウイン社スピード事業部の勝田悦弘マネジャーは、フィルムの性能について「伸びないので体を整える。水を全く吸収せず、表面の抵抗も低い」と語る。

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早慶対抗水上競技大会でスピード社の水着を着た中村礼子=18日、東京辰巳国際水泳場(撮影・今井正人)

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