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【裁判員裁判 東京】東京駅ホーム突き落とし男に懲役12年を求刑
このニュースのトピックス:殺人事件
JR東京駅で3月、女性が線路に突き落とされ軽傷を負った事件で、殺人未遂罪などに問われた無職、太田周作被告(25)の裁判員裁判第3回公判が6日、東京地裁(井口修裁判長)で開かれた。検察側は「無差別で被害者を狙った自己短絡的な犯行で悪質だ」として懲役12年を求刑、弁護側は「懲役4年以下が相当」として結審した。判決は週明けの9日。
検察側は論告で、「就職活動がうまくいかない被告が自暴自棄になり、人を殺して死刑になろうとした」と指摘。捜査段階で軽度の広汎(こうはん)性発達障害と診断されたことについても、「犯行に与えた影響は軽微だった」と主張した。
一方で弁護側は、「責任能力に問題はないが、障害の影響で自分自身をコントロールする能力が低下していた」と指摘。その上で「被告を20代のうちに社会に復帰させる機会を与えるべきだ」と訴えた。太田被告は最終意見陳述で「被害者やご家族らに多大な迷惑をおかけしたことを心からおわびします」などと反省の言葉を口にした。
この日は論告に先立ち、被害女性の意見陳述が別室からの「ビデオリンク方式」を用いて行われた。これは、被告と直接顔をあわせたくないとする女性の心情に配慮したもの。女性は「事件後、精神のバランスを崩し、今も治療が続いている。被告には一生刑務所に入っていてほしい」などと被害感情を述べた。
起訴状によると、太田被告は3月23日午後8時10分ごろ、東京駅の中央線ホームで、東京都小平市の60代の女性を後ろから突き飛ばして線路に転落させ、入ってきた電車に接触させて頭に軽傷を負わせたとされる。当時、カッターナイフ2本を所持していたとして、銃刀法違反罪でも起訴された。
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