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【足利事件】検事正が菅家さんに謝罪 別事件の取り調べ録音テープ15本など開示
このニュースのトピックス:刑事裁判
栃木県足利市で平成2年、当時4歳の女児が殺害された「足利事件」で、宇都宮地検の幕田英雄検事正が5日、再審開始が決定した菅家利和さん(62)と面会し、「無実の菅家さんを誤って起訴し、長い間苦しめたことについて、大変申し訳なく思う」と謝罪した。検察側の直接謝罪は初めて。
謝罪後、検察側は菅家さんが犯人とされ、後に不起訴になった2つの女子殺害事件(いずれも未解決)の取り調べの様子を録音したテープなどの開示をめぐり裁判所、弁護側と協議。宇都宮地検は、録音内容を非公表とすることなどを条件に弁護側に開示した。
開示されたのは、地検と県警の取り調べの様子を録音したテープ15本や供述調書45冊、菅家さんを起訴した検察官が当時記したノート2冊など。弁護側は録音内容などについては公表を控え、再審公判の法廷で検察側に公開を求めていくとしている。
菅家さんはこの日午前9時すぎ、弁護団の佐藤博史弁護士と同地検を訪れ、緊張した面もちで幕田検事正の待つ会議室に入室した。謝罪にあたり幕田検事正は「(無実の人を起訴することは)検察としてはあってはならないこと。再発防止にしっかり取り組んでいく」と話したという。
謝罪や開示を受けて菅家さんは「許す気持ちになれた。テープが開示されて、私の無実がはっきりすると思う。これからは私のような冤罪を絶対になくしてほしいと心から思う」と話した。
足利事件の捜査・取り調べをめぐっては、栃木県警の石川正一郎本部長が6月、菅家さんに直接謝罪している。
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