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【裁判員裁判】「開かれた法廷」関心…選任、立証に課題も (1/3ページ)
このニュースのトピックス:殺人事件
東京地裁で開かれている全国初の裁判員裁判は5日、法廷での審理を終えた。裁判員を選ぶ手続き、検察、弁護側双方の立証・主張の手法など、初めての試みばかりの3日間。新たな工夫で、法廷はこれまでより国民に開かれたものになった一方、問題点も浮かび上がった。(加納裕子)
法廷
「形見のナイフをなぜ持ち出したのか、という質問にはハッとした。法律家からは出ない」。弁護側がこう評価するように、裁判員の活発な質問の背景には立証・主張の工夫があった。
検察側は主張の際、プレゼンテーションソフトで要点を大型モニターに表示。死因説明に3D(3次元)のCG(コンピューターグラフィックス)を活用したビジュアル立証は、法廷の変化を強く印象づけた。
「殺意」などの用語はかみ砕き、「腹部」を「おなか」と改めるなど、細部にもこだわった。弁護側も紙を持たずに、裁判員に語りかけるような主張に努めた。専門家同士の応酬の場だった法廷は、格段に分かりやすくなった。
また、検察官は遺体の映像を示す際、「大型モニターを切ってください」と告げ、裁判官と裁判員だけに示し、「目を背けたくなると思いますが、重要な証拠です」と配慮した。