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3億円事件に福田和子、グリコ森永…時効をめぐるあれこれ (1/2ページ)

2009.7.17 12:03
このニュースのトピックス強盗事件
想定される時効見直し想定される時効見直し

 被害者、遺族、加害者、捜査当局、そして国民の思いが交錯する公訴時効。その成立をめぐって注目された事件も多かった。

 昨年発生から40年となった「3億円事件」もそのひとつ。昭和43年12月10日、東京都府中市の府中刑務所北側の路上で、日本信託銀行国分寺支店(当時)の現金輸送車が東芝府中工場の従業員ボーナス約2億9400万円を輸送中、白バイ警官に扮した男から停止を命じられた。男は「この車に爆薬が仕掛けられたという情報があるので調べる」と運転手ら4人を下車、避難させたすきに車ごと奪って逃げた。

 乗り捨てられた現金輸送車やジュラルミンケースなどが次々と見つかり、強盗事件として捜査。目撃情報も多数寄せられたが、犯人特定にはならず、7年後の50年12月10日、時効が成立した。昭和史に残る事件として、数々の小説やドラマにもなった。

 時効成立目前の犯人逮捕となったケースでは、福田和子事件がある。愛媛県松山市で57年8月19日、同僚ホステス=当時(31)=を腰ひもで絞殺後、整形手術を受け、偽名を使って大阪や金沢、名古屋などで逃亡生活を送った。愛媛県警察協会は時効1年前、犯罪捜査としては初めて、懸賞金を用意して情報提供を呼びかけ、時効3週間前の平成9年7月、福井市内で出入りしていた飲食店で、通報され、逮捕された。

 当時、ワイドショーなどで取り上げられたほか、自らの生い立ちや事件をもとにした本を出版し、テレビドラマ、映画にもなった。

 無期懲役で和歌山刑務所に服役していた福田受刑者は17年3月、脳梗塞のため死亡した。57歳だった。

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