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【総連事件 最終弁論(3)】「拉致問題にも悪影響」“義憤”にかられた?緒方被告(13:55〜14:15) (1/2ページ)
《最終弁論を読み上げてきた緒方重威(しげたけ)被告の弁護人は、ここで女性に交代。緒方被告が朝鮮総連の窮状に共感し、資金確保に奔走した経緯を説明していく。口調は「です、ます調」ではなく、時折早口になりながらも、はっきりと書面を読み上げていく》
緒方被告の弁護人「被告は満井(忠男被告)から、朝鮮総連がRCC(整理回収機構)から627億円の支払いを求める民事訴訟を起こされ、敗訴が見込まれていることを聞いた。『総連が中央本部としての土地・建物を確保し、引き続き使用するため、将来の買い戻しを条件としつつ、売却することを目指しているので協力してほしい』といわれた」
《当初は元公安調査庁長官という立場もあり、断ろうと緒方被告が考えたことに触れた後、その“心意気”に触れた》
「被告は検察庁内において、おもに公安畑を歩み、公安調査庁長官の地位にもあった経緯から、朝鮮総連を見守っていくうえで、拠点が固定されていた方が大局的に見れば、むしろ日本の国益に沿うと考えた」
《検察官としての経歴から、緒方被告はきわめてマクロな視点で総連を見ていたという》
「5年以内に日本と北朝鮮の国交樹立があると認識し、在日朝鮮人の権利保護に関して、被告が理解を示していることは有益に作用するであろうと考えた。また、現時点で在日朝鮮人を圧迫した場合、拉致問題のみならず、日本とアメリカによる北朝鮮との交渉にも悪影響を及ぼすと考えた」
《国際ジャーナリストさながらの見立てで、民間人ながら日朝の架け橋になろうとした緒方被告の“志”を強調した。さらに、詐欺をしてまで利益をもくろむ理由がないことを語る》
「(朝鮮総連中央本部の)土地・建物は、朝鮮総連が日本における大使館機能を有する中央本部として使用し続けてきた。しかも、多数の朝鮮総連関係者が日常的に使用している土地・建物なので、現実問題として、転売など利益の取得は到底不可能である。被告や満井(被告)はそれほど非常識で愚かな人間ではない」



