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【裁判員元年】「食わず嫌いはダメ」検審経験者、裁判員候補にエール (1/2ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
裁判員制度が1カ月後の5月21日から始まるが、60年以上も前から国民が直接参加してきた司法制度がある。検察審査会(検審)だ。有権者からくじで選ばれた11人が、6カ月の任期で不起訴の是非を審査し、これまで全国で約54万人が審査員を務めた。国民参加の“先輩格”といえる検審の審査員経験者たちは、検察審査協会を作り、体験談を語って検審の知名度向上に取り組む一方、全体の4分の1が辞退を希望している裁判員候補者に、盛んなエールを送っている。
突然届いた通知
「正当な理由なく招集に応じないと科料に処す」
東京都国立市の高野武さん(77)のもとに、通知が届いたのは昭和31年。
今でこそ、検察審査協会の加入者約2万人をまとめる「全国検察審査協会連合会」の会長を務めているが、当時は検審について全く知らなかったという。
昭和58年に選ばれた藤沢徳子さんも、通知が来て初めて知った。東京検察審査協会副会長を務めるが、当時は「裁判所に出入りをすることに抵抗がありました」と本音を漏らす。
だが「法律のプロである検察官が不起訴とした事件を、素人である自分たちが新しい視点で審理することにやりがいを感じた」とも。審査員を経験して四半世紀がたっても、「もう一度やってみたい」気持ちに変わりはない。
人生を変える怖さ
もちろん、審査員を務めることに負担を感じる人もいる。平成17年に審査員に選ばれた60代の女性は、業務上過失致死罪で逮捕された容疑者が不起訴処分となった事件を審査した。
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