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【裁判員制度】続く試行錯誤 「分かりやすさ」目指し方言で議論も (1/3ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度元年
最高裁から裁判員候補者に通知が届き、いよいよスタートが迫る裁判員制度。本番ではいかに分かりやすい公判が実現できるかが成功のカギとなる。刑事裁判になじみが薄い裁判員に、どういう物を証拠として示すかや、説明する際の言葉遣いなど、大きな変革が求められている。「私の視点、私の感覚、私の言葉で参加します」という法務省のキャッチコピーの通り、裁判員が積極的にかかわることができる公判にするため、裁判所や検察庁による試行錯誤が続いている。(大泉晋之助)
方言で議論
裁判では、普段の生活では聞くことのない専門用語や堅苦しい言い回しが使われがちだ。実際、東京地裁で模擬裁判に参加したある主婦は「難しくて議論についていけなかった」と感想を漏らしている。
昨年6月、大阪弁護士会が主催した模擬裁判では、方言を使うことで評議が活性化したという。裁判官が関西弁のくだけた口調で話しかけると、裁判員も日頃使い慣れた関西弁で活発な議論を始めた。
堀田秀吾・明治大准教授(法言語学)は方言やくだけた口調に注目して、模擬裁判の分析を行っている。堀田准教授は活発な評議の指標として「発言全体に占める裁判員同士の会話」を集計。平成17年以降に行われた6地裁9回分の評議の平均は9・5%だった。

