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【元女優に判決(3)完】裁判長「あなた方の生活、理解しがたい」(15:52〜16:15) (1/3ページ)

2008.11.26 17:53
このニュースのトピックス元Vシネマ女優傷害致死事件
裁判長に促され、証言台の前に向かう木村衣里被告(中央)=26日午後、東京地裁(イラスト・今泉有美子)裁判長に促され、証言台の前に向かう木村衣里被告(中央)=26日午後、東京地裁(イラスト・今泉有美子)

 《弁護側は木村衣里被告が無罪だとする柱の一つとして、藤家英樹さんがSM行為の中で自らをナイフで傷つけた可能性を主張してきた。秋葉康弘裁判長は藤家さんの自傷行為を否定した理由を述べ始めた》

 裁判長「被害者の負傷部位に本件の果物ナイフが6センチも刺さるという事態は、人が刺す意思を持ってしっかりナイフを握りしめたいなければ起こりえない。第三者の関与は否定できるから、本件でナイフを握りしめていたのは被告か被害者となる」

 裁判長「しかし、被害者が左腕を回して自傷行為を行うことは不可能ではないが、左腕をかなり窮屈に回すことになり、自傷行為としては不自然。しかも傷口に乱れがなく、非常に綺麗に切れていること、刺さった角度と抜けた角度がほぼ同じであることからすると、自傷行為による可能性はないといえる」

 《被害者の自傷行為の可能性を否定した上で、裁判長は衣里被告が刺したと結論付けた。しかし、衣里被告がなぜ刺したのか。裁判長はその理由について推論する》

 裁判長「被害者が自ら自傷行為に及んだのではないにしても、被害者がナイフを持ち出し、嫌がる被告に対して被害者自身を傷付けるよう要求し、拒みきれなくなった被告が被害者を刺すに及んだ可能性は十分に考えられる」

 《藤家さんが傷付けることを求め、衣里被告が刺した−。裁判所は「犯行時に何が起きたのか」の答えとして、こうした可能性に言及した。検察側が主張した『SM行為の行き過ぎ』という主張を取り入れつつ、衣里被告の行動に主体性がなかったことをにじませた形だ。このことが、検察側の求刑通りの判決とならなかったことに影響しているのだろうか》

【詳細一覧】Vシネ元女優傷害致死事件公判

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裁判長に促され、証言台の前に向かう木村衣里被告(中央)=26日午後、東京地裁(イラスト・今泉有美子)
交際中の藤家英樹さんを刺殺して逮捕された、元Vシネマ女優の木村衣里被告
落ち着いた様子で判決を聞く木村衣里被告=26日、東京地裁(イラスト・今泉有美子)
木村衣里被告(左)と殺害された藤家英樹さん。地元ではひと際目を引くカップルとして知られていた
まっすぐと前を向き、姿勢を伸ばして判決を聞く木村衣里被告=26日、東京地裁(イラスト・今泉有美子)

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