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【法廷から】暴行の動機は中国人留学生の“ファックユー” (1/3ページ)
一夜ごとに「饗宴」が繰り広げられるクラブ。うまい料理に酒、そしてリズム感あふれる音楽…。店内は華やかな雰囲気に包まれるが、主な客層が遊び盛りの若い男女だけに、ささいなことでトラブルに発展するケースもある。
この事件も、そんなありふれた都会の日常光景の一コマで終わるものだったのかもしれない。まさか怒りにまかせて殴った相手が死亡するなんて、本人も想定外だっただろう。
大阪・ミナミのクラブで今年3月、和歌山大大学院生の中国人留学生、石小寧さん=当時(26)=をワインの空き瓶で殴り死亡させ、傷害致死罪に問われた自動車販売業、大須賀隆被告(24)。
大阪地裁は18日、懲役6年の実刑判決を言い渡したが、公判では、大須賀被告が石さんのある挑発的なしぐさに激怒したことで事件に発展したことが明らかにされた。中国人留学生がみせたしぐさとは−。
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検察側の冒頭陳述などによると、事件が起きたのは3月8日未明。
大阪市中央区のクラブを訪れた大須賀被告。店内には知人女性2人がいた。しばらくすると、見知らぬ石さんが知人女性に声をかけ、腰に手を回すなどしたため、大須賀被告は女性が嫌がっていると思い、石さんに近づいて注意、口論となった。そのままつかみ合いになって殴り合いに。友人や店員が仲裁に入り、いったんは収まった。
しかし、石さんはその後、席に戻っていた大須賀被告に向かって握り拳の中指を1本立てた。“ファックユー”だ。特に欧米では最も侮辱的なしぐさとされ、大須賀被告も「挑発された」と立腹した。しばらくは我慢したが、同じしぐさで何度も挑発を繰り返す石さんに怒りを抑えられなくなり、席のテーブルにあったスパークリングワインの空き瓶で頭部を殴りつけた。
石さんは床に倒れ込んだものの出血はなく、しばらくして立ち上がり、自力で帰宅した。11日後、自宅で死亡しているのを警察官に発見された。