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帝王切開死亡事故で医師に無罪判決 「医療過誤なかった」  (1/2ページ)

2008.8.20 11:52
このニュースのトピックス刑事裁判
福島県立大野病院事件の判決公判で、大きく息を吐き福島地裁に向かう加藤克彦被告(左)。右は弁護士=20日午前9時48分福島県立大野病院事件の判決公判で、大きく息を吐き福島地裁に向かう加藤克彦被告(左)。右は弁護士=20日午前9時48分

 福島県大熊町の県立大野病院で平成16年、帝王切開手術を受けた女性=当時(29)=が手術中に死亡した事件で、業務上過失致死と医師法(異状死の届け出義務)違反の罪に問われた産婦人科医、加藤克彦被告(40)の判決公判が20日、福島地裁で行われた。鈴木信行裁判長は、医療行為と患者死亡との因果関係を認めたうえで、措置自体は一般的な医療行為で過失はなかったなどと判断し、加藤被告に無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)を言い渡した。

 手術時の判断をめぐり、執刀医の刑事責任が問われたこの事件の公判では、「過失は明白」とする検察側と、「手術は適切だった」とする弁護側が全面対立。子宮に胎盤が強く癒着する「癒着胎盤」という珍しい症例に対し、胎盤を剥離(はくり)する行為を続けた医療行為は適切だったのか▽危険は予見できなかったのか▽警察に届け出なかったことは医師法違反に該当するのか−などが争われていた。

 判決では、胎盤剥離開始後の大量出血の大部分は、子宮内壁の胎盤を剥離した部分からであり、被告の剥離行為と女性の死亡に因果関係があったと認定。大量出血自体も予見は可能だったとした。

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福島県立大野病院事件の判決公判で、大きく息を吐き福島地裁に向かう加藤克彦被告(左)。右は弁護士=20日午前9時48分
 福島県立大野病院事件の判決公判で、福島地裁に向かう加藤克彦被告=20日午前9時48分
 福島県立大野病院事件の判決公判が開かれた福島地裁の法廷=20日午前10時(代表撮影)
判決を聞く加藤克彦被告(イラスト 勝山展年)
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