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【法廷から】「愛する故郷のために」汚職? 国交省汚職事件フィクサーの言い訳 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
検察官「全然違う。(同事務所長にも)最初、昼間の業務時間帯に事務所に電話した。非常識極まりない。当時のあなたは予定価格を教えてもらうことは悪いことじゃないという意識があったから、そんなことができたのではないのか」
被告「仕事をしたいと思って早まってしまった」
検察官「落札するために他の業者と話をしてまとめた。談合じゃないですか。悪いことをしているという気持ちはなかったのか」
被告「悪いことをしたと思っています」
この後、裁判官が若干の補充質問をしただけで尋問はあっけなく終わった。
検察官は論告で「積極的、主導的立場で犯行に及んだ。厳罰をもって臨むほかない」として懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、結審した。
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今回の事件当時に入手した、1枚の席次表が手元にある。
平成9年に行われた、ある元自民党参院議員の誕生日会のものだ。
現在も政界で活動する複数の有力政治家をはじめ、当時の大蔵、郵政、建設、運輸、法務、農林水産、防衛、警察など各省庁幹部の名前が並び、法務省の出席者には法務検察トップの検事総長を務めた人物3人の名前も連なる。
その末席に「槇峯建設社長槇峯和也」の名前がある。そうそうたる60人余りの顔ぶれの中で、地方の一建設業者に過ぎない槇峯被告は、ひときわ奇妙に浮かび上がる。
今回起訴された元国交省キャリアの1人も省内の出世レースを勝ち抜こうと、槇峯被告に有力政治家の紹介を頼んだとされる。
槇峯被告はどのようにして政官界にパイプを築き、どこまで広がったのか。その人脈が力の源泉となり、何らかの“利権”にも結びついたのか…。
しかし公判では、こうした疑問点に踏み込むことはなかった。来月7日に判決を迎えるが、事件には「深い闇」も残された。(牧野克也)