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「妻は奇声出して自分の頭たたいた」 妊婦転院拒否訴訟で夫が証言

2008.7.14 21:54
このニュースのトピックス民事訴訟

 奈良県大淀町の町立大淀病院で平成18年、分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った同県五條市の高崎実香さん=当時(32)=が19病院から転院を断られた末に死亡したのは、同病院の診断ミスが原因などとして、遺族が町と担当医に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が14日、大阪地裁(大島真一裁判長)であり、原告で夫の晋輔さん(26)が意識を失った当時の実香さんの異常な状況を涙ながらに証言した。

 訴状によると、実香さんは同年8月7日、出産のため入院。夜に陣痛が始まった後、頭痛を訴えて意識を失い、6日後に脳内出血で転送先の病院で死亡した。

 本人尋問で晋輔さんは「頭痛を訴えた実香が奇声を上げ、自分で激しく頭をたたいて意識を失った。その後も異常な姿勢で体を硬直させた」と証言。

 かつて看護師だった祖母が脳内出血を指摘したが、「担当医は『動かさない方がいい』と繰り返すばかり。きちんと診察して異常に気付いてほしかった」と訴えた。

 一方、担当医も出廷し、「脳内出血でも陣痛による失神でも、帝王切開は避けられなかった。麻酔科医のいない当院では帝王切開はできないため転院が必要で、(死亡する)結果は同じだった」と証言した。

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