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元経営者、2審も禁固4年 宝塚カラオケ店火災
このニュースのトピックス:刑事裁判
兵庫県宝塚市のカラオケ店「ビート」で昨年1月、3人が死亡、5人が重軽傷を負った火災で、業務上過失致死傷罪に問われた元経営者、上江洲安一被告(54)の控訴審判決公判が3日、大阪高裁で開かれた。若原正樹裁判長は「防火設備を整えず、被害を拡大させた刑事責任は重い」と述べ、求刑通り禁固4年の実刑とした1審神戸地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。
被告側は控訴審の判決直前、火災保険金1200万円を被害弁償にあてる意思を示したが、若原裁判長は「保険金の受領後、相当時間が経過しており遺族には受け入れがたい」として情状酌量を認めなかった。
判決によると、上江洲被告は防火上必要な措置を講じることなくカラオケ店を営業。昨年1月20日、元アルバイト店員(36)=有罪確定=が調理場でサラダ油の入った鍋を加熱したまま放置して火災が発生、逃げ遅れた少年3人を一酸化炭素中毒で死亡させ、5人に重軽傷を負わせた。
判決後、死亡した少年の遺族が大阪市内で記者会見。大本泰史さん=当時(16)=を亡くした父、義忠さん(53)は「罪名に過失がつくだけで、8人死傷で禁固4年は軽い」。田中真さん=当時(18)=を失った父、博さん(50)は「控訴棄却でほっとした。過失であろうが、殺されたのには変わりない」と話した。