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【法廷から】裁判官にピース、検察官には「スケベ」 奇行繰り返す男 (4/4ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
閉廷後、被告の弁護人から話を聞くことができた。
弁護人によると、警察署で接見したとき、被告は落ち着いていた。日によって波があるらしく、様子が違う。「知的障害があるわけではなく、人格障害だろう」という。
被告は2歳のときから養父母の下で育った。現在はその養父母とも離縁している。
弁護人は「親の愛情が薄いまま大人になると、何かうまくいかないと、人のせいにするようになる」と語る。
「服役すれば矯正教育されて出てきますかね」と記者が問うと、弁護人は苦笑いして「悪いことを覚えて帰ってくるだけじゃない?」とあきらめたように言った。雑居房に入ると、被告のように異質な人間はいじめられることもあるという。「(出所後)薬物中毒なら民間が運営する受け入れ先があるけど、人格障害者にはない」と弁護人はため息をついた。
被告のような人への矯正効果を上げるためにも、刑務所には受刑者の個別の事情に応じたきめ細かな更生プログラムを期待したいのだが…。(末崎光喜)