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【君たちのために 元家裁判事のつぶやき】(24)落ちこぼれを地域で救う (1/2ページ)
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小学校3年生に的を絞る。約10%の子どもたちが授業が分からない。親も家庭学習などでケアーしていない。理由は、甘やかし・放任・虐待など、さまざまなようだ。
本人も毎日居残り補習なんか真っ平ゴメンで、たっぷり遊びたい時期である。数はわずかな被虐待児を除くと、学校では駄目だが、子どもは家庭や地域に「居場所」があり、第一、「気立ての優しいとてもよい子」として、親からも高く評価されているのだ。
かくて、小学校3年生段階の「読み書き算数」もよく分からないまま、学年だけが上がり、中学へ進む。そこから「勉強を頑張ろう」と思うようだが、ことごとく失敗する。
劣等感、疎外感、寂しさ、社会(教師と親)に対する恨みや憎しみなどから(不思議なことに、非行少年たちは、このような不満を裁判官には全く言わず、自分が怠けていたことだけをひたすら後悔するが、なぜだろうか?)、反発するエネルギーを豊かに持つ子は非行に走り、かつそのエネルギーが燃え尽きる寸前まで次々と繰り返す。
その逆の子は、引きこもったり、リストカットをしたり、病院に入ったり、自殺したりする。もちろん、社会に適応して生きていく人も多い。「ニート」や「ホームレス」の人々も、社会に適応している範囲内と思う。
小学校3年生に対する国語と算数での「落ちこぼれ」を地域社会のケアーでまかなってやりたい。中学生で初等少年院に入った子が、九九を皆覚えただけで歓喜する様子を知ると、大人の1人としてやるせない。
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