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【君たちのために 元家裁判事のつぶやき】(23)「犯罪予備軍」中学校の対応次第 (1/2ページ)
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子どもの教育に無関心な親たちが約10%いるようで、その子どもたちに対する「手当て」の方法で悩んでいる。
後に「ウルセイ、ババー」としか言わず、憎たらしくなる子どもたちも、小学生の間はまことに「かわいい」。
「学校の授業が皆目分からず苦痛」な分だけ、放課後は楽しいのだろう。授業が終わったら飛んで帰る。そして、喜々として「盛りだくさん」な時間を過ごす。
内容は自分の遊びが中心だが、親に頼まれた「仕事」も進んでやる。犬の散歩や熱帯魚の世話、部屋の掃除や寝たきりの祖父母のケアーと、何でも実によくこまめに頑張る。「よい子や」と褒められて、本人も大満足だ。
勉強は、「中学生になってからすればよい」と親子とも思っている。そう言われると、小学校の先生も、あえて「抵抗」できないのだろう。
初等少年院での中学卒業式で、「これから頑張ると、お母ちゃんと手をつないで、ルンルン気分で桜の木の下を潜った」と卒業生代表が言う。でも実際には、そうはいかない。中学校での勉強に全く付いていけない。そして劣等感にまみれて、非行に走る。
中学3年生を、2学期のはじめの今ごろ初等少年院に送ることがままあった。審判廷で私の前に座る少年は、1年も前から親にも教師にも「突っ張り」続けていた。母親に言う言葉は「ダマレ」だけ。遊びまくり、お金に不自由するから万引は当然、ひったくりや「親父狩り」などの悪いこともし放題で、はしにも棒にもかからない状態になって、私の前に座る。
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