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【“出資者”尋問(9)】「協力なんて言ってない!」語気強める社長(15:55〜16:15) (1/2ページ)

2008.6.19 17:57
朝鮮総連本部偽装売買事件で東京地裁に入る元公安調査庁長官の緒方重威被告 =5月14日午後12時56分、東京地裁(大西正純撮影)朝鮮総連本部偽装売買事件で東京地裁に入る元公安調査庁長官の緒方重威被告 =5月14日午後12時56分、東京地裁(大西正純撮影)

 《朝鮮総連中央本部を買おうとしたり、購入者の紹介に動いたことはないとする証人の航空ベンチャー会社社長に対し、弁護側が食い下がる。似たようなやりとりが繰り返される場面も見られてきた》

 緒方被告の弁護人「証人は(19年5月)24日夕方以降、翌25日朝までに河江被告と(電話で)3回話しているんですか」

 社長「はい」

 緒方被告の弁護人「『助けてくれ』という内容のものはありましたか」

 社長「はい」

 緒方被告の弁護人「『難しい』と答えたんでしょうか」

 社長「『無理だ』と答えました」

 緒方被告の弁護人「『協力する』とは?」

 社長「私は言っていませんよ。そんなことは!」

 《語気が強まったが、さらに弁護人が確認すると、微妙にニュアンスが変わる》

 緒方被告の弁護人「検察官の調べに、『協力はします』と(当時話したと)言っていませんか」

 社長「正確な言葉までは覚えていませんが、今まで通り断っていました」

 《その後も、弁護人は検察官調書を引用して次々と質問を繰り出すが、引用の仕方が正確でないとして、検察側が立ち上がり、「異議」を唱える場面が頻繁にみられるようになってきた。弁護人が「質問を邪魔しないで下さい」「検察の気に入る言葉を混ぜなければ、引用ができないということはない」と“逆ギレ”する場面もあり、法廷はヒートアップしてきた》

 《緒方、満井両被告はほとんど動かず、メモもほとんど取っていないが、そうしたやりとりに失笑するような様子も。「会ったことがない」と公判冒頭に社長から言われた満井被告は、手をあごにあてる傍観的ポーズだ》

 緒方被告の弁護人「それなら(調書の)『協力はします』というのはどういう意味ですか」

 社長「協力するということは…『手伝う』という文面だけを威圧的に(検察に)言われてしまいましたが…正直言って怖いですね。そんなつもりでは言っていません。断るときに、『協力するね』とは答えたかも知れませんが、事業の協力や投資家を探すということは(しないと)誤解がないように言っています。そのことで、私はこんな場所にいます。こんな場所と言ったら失礼ですが…」

★★★朝鮮総連事件 元公安調査庁長官の緒方重威被告公判記録一覧はこちら★★★

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朝鮮総連本部偽装売買事件で東京地裁に入る元公安調査庁長官の緒方重威被告 =5月14日午後12時56分、東京地裁(大西正純撮影)
元不動産会社社長の満井忠男被告
前回公判での様子。メモを取り続ける緒方重威被告(手前右から2人目)と時折手を休める満井忠男被告(右)。 航空ベンチャー会社社長(左)ははっきりと出資の約束を否定した(イラスト・成冨淳二)=6月19日、東京地裁
弁護側が”出資者”と主張する航空ベンチャー社長(左)が証言を続ける中、緒方重威被告(中央)と満井忠男被告(右から2人目)は熱心にメモを取り続けた (イラスト・成冨淳二) 
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