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【防衛省汚職】「便宜に当たると認識」 守屋被告が前回の供述撤回

2008.6.16 10:55
このニュースのトピックス刑事裁判
初公判のため自宅を出る前防衛事務次官の守屋武昌被告=4月21日午前8時52分、東京都新宿区初公判のため自宅を出る前防衛事務次官の守屋武昌被告=4月21日午前8時52分、東京都新宿区

 防衛装備品調達をめぐる汚職事件で、収賄と議院証言法違反(偽証)の罪に問われた前防衛事務次官、守屋武昌被告(63)と贈賄側の山田洋行元専務、宮崎元伸被告(69)らの公判が16日、東京地裁(植村稔裁判長)で開かれた。守屋被告は被告人質問で、前回公判で「特定企業への便宜はない」とした供述を撤回し、「間違いだった。便宜はあったと認識している」と述べた。

 前回公判で行われた被告人質問で、守屋被告は、航空自衛隊次期輸送機(CX)エンジンの選定など8事例が防衛専門商社「山田洋行」への便宜供与に当たるとする検察側の指摘を「いずれも便宜は図っていない」と否定し、「国民や隊員のためだと信じていた」と述べていた。

 今回の公判で、守屋被告は、弁護側から改めて便宜供与への認識を問われ、「前回は言い過ぎた。間違いだった。高級官僚である私の意向を話すだけで、宮崎被告の営業活動に有利になり、便宜に当たると認識している」と供述。「私の発言は省内で重みがあり、軽々な発言はすべきでなかったと反省している。恥ずかしく、いたたまれない」と反省の言葉を述べた。

 また退職金の全額返納については、東京都新宿区内の自宅を売りに出していることを明らかにし、「7月までには返納できるようにした」と述べた。

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初公判のため自宅を出る前防衛事務次官の守屋武昌被告=4月21日午前8時52分、東京都新宿区
初公判に臨む守屋被告。起訴事実を大筋認めた

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