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【総連事件】「投資家見つかるかは分からないと念押し」 弁護士証言
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の不動産や資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)被告(74)と、元不動産会社社長、満井忠男被告(74)の第5回公判が9日、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれた。中央本部の購入資金の出資者探しにかかわった東京都内の弁護士が検察側証人として出廷し、「(緒方被告らには)投資家が見つかるかどうかは分からないと念を押した」と証言した。
緒方被告の弁護側は、この弁護士が「(資金の)準備はできています。大丈夫です」と述べたことが、資金調達が可能だと信じた一因だったと主張。今回の証言は、この主張を真っ向から否定する格好となった。
この弁護士は昨年4月下旬、知人を通じて元信託銀行員の河江浩司被告(43)=公判中=から投資家を探すよう依頼を受けた。しかし、事業計画書などがなく、購入方法のスキーム(枠組み)が不明確なことなどから、「投資家に持ち込むのは難しいと思った」と証言。
さらに、売買代金が30億円から35億円に増額されるなど条件が変更されたことなどから、当初からこの投資話に不信感を抱いていたことを明らかにした。
その後、5月中旬、緒方被告から「3日以内に投資家を探してほしい」と要請を受けたが、「できるだけやるが、投資家が見つかるかどうかは分からない」と答えたという。弁護士は「35億円もの大金が3日間で用意できるわけないと思った」と証言、当時、資金調達のめどが全く立っていなかったことを明言した。
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