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【総連事件】取引知る総連財務担当委員尋問へ 全面対決いよいよ本格化
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の不動産や資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)被告(73)と、元不動産会社社長、満井忠男被告(74)の第3回公判が28日午後1時15分から、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれる。きょうの公判では、検察側請求の朝鮮総連の財務担当常任委員、趙忠治氏への証人尋問が行われる。検事長も歴任した大物検察OBと古巣との全面対決が、いよいよ本格的に動き出す。
公判は、緒方被告らの詐欺の犯意と共謀の有無が主な争点。緒方被告らは起訴された不動産詐欺と金銭詐欺のいずれも否認し、「在日朝鮮人の権益を守るために、中央本部の強制競売を合法的に回避しようと売買にかかわった」と主張。一方、検察側は、緒方被告らが東京・六本木のビルの地上げ資金調達の目的で、中央本部の転売益などを見込んで犯行に及んだとしている。
この日、証言台に立つ趙氏は、中央本部の売買をめぐり、総連側代理人だった元日弁連会長、土屋公献弁護士とともに総連側の窓口として、緒方被告らと直接交渉に当たっていた。
検察側は、趙氏への尋問を通じて交渉の経緯をつまびらかにし、総連の窮状につけ込んだ緒方被告らの犯意を立証していく一方、総連側の被害感情も引き出したい狙いだ。
一方、緒方被告は初公判で、総連を詐欺の被害者と位置付けた検察側の筋立てに、「総連が売買成立後も引き続き中央本部を使用する計画だったのだから、不動産や資金を詐取できるような案件ではなく、刑事事件とすることが間違っている」と反論している。
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