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【妹バラバラ判決】元歯科予備校生の武藤勇貴被告に懲役7年

2008.5.27 13:34
このニュースのトピックス渋谷の妹バラバラ殺人
武藤勇貴被告武藤勇貴被告

 東京都渋谷区の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=が自宅で殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた次兄の元歯科予備校生、勇貴被告(23)の判決公判が27日、東京地裁で開かれた。秋葉康弘裁判長は殺人については有罪を認め、懲役7年(求刑懲役17年)を言い渡した。損壊については無罪とした。

 昨年7月に始まった裁判で最大の争点となったのは勇貴被告の責任能力。弁護側が「犯行時は心神喪失か心神耗弱だった」と主張し精神鑑定を申請、秋葉裁判長が実施を決めた。鑑定のため、昨年9月5日の第3回公判後、約半年間にわたり中断した。今年3月24日の第4回公判で鑑定結果が報告された。

 鑑定医の牛島定信・東京女子大教授(精神医学)は「勇貴被告は生来のアスペルガー障害、中学時代に発症した強迫性障害に加え、犯行時には解離性同一性障害(多重人格)を発症していた」と指摘。「被害者の挑発的な態度で人格内部に隠れていた自分でも認識していない部分が爆発して犯行に及んだ」とした。そのうえで「殺害時の責任能力は著しく限られており、遺体損壊時には解離性同一性障害を引き起こしていて責任能力はなかった」と結論づけた。

 勇貴被告は公判の中で、殺害時の心情を「ドライな感じ」と表現。犯行時の記憶について「ほとんど覚えていない」などと供述していた。

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武藤勇貴被告
兄の武藤勇貴被告に殺害された武藤亜澄さん
逮捕され、東京地検に向かうため代々木警察署を出る武藤勇貴容疑者を乗せた車=東京都渋谷区(昨年1月5日)
自宅前のガレージには花束やぬいぐるみが供えられていた=平成19年1月9日、東京都渋谷区
武藤勇貴被告は背筋を伸ばして起立の姿勢で主文の言い渡しを聞いた(イラスト・成冨淳二)
判決の言い渡しを前に、裁判長に促されて証言台に向かう武藤勇貴被告(イラスト・成冨淳二)

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