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暴力団幹部に死刑判決 「民主主義揺るがす行為」 長崎市長射殺事件 

2008.5.26 13:50
このニュースのトピックス刑罰
長崎市の伊藤一長前市長射殺事件の判決で、遺影を手に長崎地裁に入る(左から)長女の横尾優子さん、次女の吉田貴子さん、三女の伊藤真理子さん=26日午前9時20分長崎市の伊藤一長前市長射殺事件の判決で、遺影を手に長崎地裁に入る(左から)長女の横尾優子さん、次女の吉田貴子さん、三女の伊藤真理子さん=26日午前9時20分

 長崎市のJR長崎駅前で昨年4月、選挙運動中だった同市の伊藤一長市長=当時(61)=を射殺したとして、殺人や公選法違反(選挙の自由妨害)などの罪に問われた暴力団幹部、城尾哲弥被告(60)に対し、長崎地裁の松尾嘉倫裁判長は26日、「民主主義を根底から揺るがす行為だ」と求刑通り死刑判決を言い渡した。

 被爆地長崎の代表として、国内外で平和を訴えてきた現職市長が、市長選の最中に繁華街で銃撃された事件は、社会に大きな衝撃を与え、暴力団による銃犯罪の厳罰化にもつながった。検察側が「『選挙テロ』とも言うべき犯行」と極刑を求めていた。

 判決理由で松尾裁判長は、犯行動機を「市に対して募らせた憤まんをトップである市長への怒りに変え、4選を阻止することで恨みを晴らすとともに、世の中を震撼(しんかん)させる事件を起こして自らの力を誇示したいと考えた」と指摘。「待ち伏せた上、躊躇(ちゅうちょ)することなく射殺しており、かなり以前から計画し犯行に臨んだと考えるのが自然だ」と計画性と強固な殺意を認定した。

 城尾被告側は判決を不服として即日控訴した。

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長崎市の伊藤一長前市長射殺事件の判決で、遺影を手に長崎地裁に入る(左から)長女の横尾優子さん、次女の吉田貴子さん、三女の伊藤真理子さん=26日午前9時20分
伊藤一長前長崎市長射殺事件の判決公判が開かれた長崎地裁の法廷=26日午前(代表撮影)
前長崎市長射殺事件の判決で、遺影を手に長崎地裁に入る次女の吉田貴子さん(中央)ら遺族=26日午前
伊藤一長・前長崎市長
城尾哲弥被告
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