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【衝撃事件の核心】「官邸の不快感が捜査に反映した」元公安庁長官側が突く総連事件の“暗部” (5/5ページ)
「緒方被告による取引の関与は、安倍総理や官邸の意向に正面から背くものだった」
「官邸が示した強い不快感を反映し、早急かつ強引に捜査を進めようとする何らかの政治的意図をうかがわせるものがあった」
■摘発されたヤメ検に目立つ「国策捜査」の主張
国策捜査。
この言葉の意味は、緒方被告の弁護人が言うように、政治的意図に基づいた恣意的な捜査のことを指す。
十数年前の住専事件から言われ始め、鈴木宗男衆院議員の汚職事件に絡み、背任罪で起訴された佐藤優外務省職員が著書『国家の罠』でこの言葉を多用し、知られるようになった。
「目立ちすぎて検察に狙われた。国策捜査だ」
最近では、証券取引法違反罪に問われ、1審・東京地裁で実刑判決を言い渡されたライブドア元社長の堀江貴文被告=控訴中=もこの言葉を使っている。
また、緒方被告のように、古巣の地検に摘発されたヤメ検が使うケースも目立つ。
東京、大阪両地検の特捜部に在籍し、「特捜のエース」「闇社会の守護神」などと呼ばれた田中森一被告。最高裁で手形詐欺事件の実刑判決が確定、収監後の4月に依頼人から9000万円をだまし取ったとして起訴されたが、手形詐欺事件の公判などで「不当な逮捕・起訴でこれこそ国策捜査だ」と古巣の批判を展開していた。
「調査活動費による裏金作りを告発しようとした私の口封じのため逮捕、起訴した。違法な捜査だ」
14年に詐欺や収賄などの罪で起訴され、1審・大阪地裁、2審・大阪高裁ともに実刑判決となった元大阪高検公安部長の三井環被告はそう主張した。高裁は調査活動費の流用を一部認めたが、1、2審とも「捜査に違法性はない」と認定している。
公安調査庁長官の後、仙台高検と広島高検の検事長を務めた大物ヤメ検の緒方被告。「国策捜査」を含めたその主張は、今後の公判で裁かれていくことになるが…。










