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裁判を“生中継” MSN産経ニュース「法廷ライブ」 (1/5ページ)
□より速く、より多く、より深く
産経新聞がインターネットの本格ニュースサイト「MSN産経ニュース」を立ち上げて7カ月。紙の新聞とは異なるアプローチで多角的な報道を試みているが、中でも力を入れているのは、刑事裁判の審理をリアルタイムで速報する「法廷ライブ」だ。ネットの特性を最大限に生かし、「より速く、より多く、より深く」を実現する、全く新しい裁判報道。来年5月の裁判員制度開始を控え、「法廷の実像を知りたい」というニーズにリアルに応える新報道スタイルとして定着しつつある。
■審理の様子、そのままに
法廷ライブは、著名事件の審理が行われている法廷内の一問一答や、被告、検察官、弁護人、裁判官の様子をほぼリアルタイムで、そのまま正確にネット上で再現する報道だ。
例えば秋田連続児童殺害事件の畠山鈴香被告(1審無期懲役判決、控訴)の第6回公判の法廷ライブの一部を抜粋すると…。
鈴香被告「彩香はいないのに、なんで豪憲君はこんなに元気なんだろう、と」
弁護人「それからどう思いましたか」
鈴香被告「切なくて…うらやましいというのと…」
ここで被告は約30秒間、絶句した。
鈴香被告「…憎たらしいという気持ち。うらやましい、ねたましい、そういう張り裂けそうな気持ちになりました」
遺影を持って傍聴している豪憲君の母はむせび泣き、何度も涙をぬぐった。
こうした報道を、法廷ライブは公判が続く限りリアルタイムで次々とネット上に展開してゆく。
21世紀の現在も、日本の法廷にはカメラも録音機も持ち込むことができない。新聞もテレビもできない“法廷生中継”をネットによって実現しようとしたのが法廷ライブだ。被告が沈黙する様子や、語尾の言い回しなどもありのままに描写。法廷で展開された通りの形で報じることで、実際の法廷の内容や雰囲気など生の情報を提供している。

