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襟に弁護士バッジ 終始固い表情の緒方被告

2008.5.15 00:05
このニュースのトピックス民事訴訟

 「無実が証明されると信じている」。今年3月の保釈以来、約2カ月ぶりに公の場に姿を見せた緒方被告は、検察側が「地上げ資金目当ての犯行」と冒頭陳述で読み上げる中、硬い表情を崩すことはなかった。

 東京地裁104号法廷。午後2時前、共犯とされた満井被告に続いて姿を見せた緒方被告は、紺色のスーツ姿で襟には弁護士バッジ。緊張した面持ちをのぞかせる。満井被告は傍聴席に知り合いを見つけ、軽く会釈した。

 林正彦裁判長に促され、証言台の前に並んだ両被告。緒方被告は人定質問で職業を問われ、「弁護士です」と力強く答えた。

 罪状認否では、まず緒方被告が用意した書面を読み上げ、「朝鮮総連を見守ることが国益につながると考えた」などと中央本部買い取りに関与した動機を説明。不動産詐欺も金銭詐欺も否認した上で、「総連を助けるつもりが、不本意ながら挫折し、期待を裏切る結果になったことをおわびしたい」と述べた。

 満井被告は「事件は国策捜査」とする内容の書面を約15分間にわたって早口で読み上げて、「全く事実でございません」と起訴事実を否認した。

 検察側の冒頭陳述が読み上げられる中、緒方被告は険しい表情で腕を組み、目を閉じたまま。一方、満井被告は時折、その内容に笑みを浮かべるなど、対照的な様子をみせていた。

 関係者によると、保釈後の緒方被告は、弁護人との連絡もメールで行い、実際に面会して打ち合わせをするのは週1回ほど。弁護士としての仕事もなく自宅にこもり、公判に備えて事件の記録を読み込む日々を過ごしているという。

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