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【検察側の冒陳(11)完】「詐取金分配隠すため、口裏合わせ」 (1/4ページ)
〈緒方、満井、河江各被告に分配された詐取金の使途〉
・緒方被告は詐取金の自分への分配金計1億円を、TSKビルのマンション棟2室の買い取りのための資金に充てようとしたが、結局、朝鮮総連に返還したことなど
緒方、満井両被告は、マンション棟2室の買い取り交渉を武道関係団体役員に依頼していたが、団体役員はこの買い取り交渉を進められなかった。
そのため、2人は19年6月7日ごろ、知り合いの会社会長に対し、この買い取り交渉を依頼した。この買い取り交渉の相手方となる暴力団関係者に渡す手付金として、この事件の詐取金の緒方被告への分配金計1億円を原資として作成した額面1億円の預金小切手を渡した。
その際、会長がこの2室の買い主が誰になるのかを尋ねたところ、満井被告は「緒方先生です」と答え、緒方被告自身も「私が買い主です」と答えた。
しかし、会長もこの交渉をまとめられず、結局、この預金小切手は緒方被告に返還された。
緒方被告は6月12日、初めて検察官の取り調べを受けた。その翌日、2人は緒方被告の口座に振り込まれていた7000万円について、2人の共通の知人で韓国に居住する男性から預かっていた金を緒方被告経由で返済するため、緒方被告名義の口座に入金したことにするという口裏合わせをした。
2人がこのような口裏合わせをした背景には、次のような事情があった。
緒方被告は18年3月10日、韓国居住の男性が代表取締役を務める会社から、緒方被告に対する数年間分の顧問報酬を受け取った。緒方被告の口座に送金された額は60万ドル(手数料を差し引いた入金額は7062万3645円)だった。
また、緒方被告は同年5月26日、同社から医療電子科学研究所に対する株式投資金や、緒方被告に対する顧問報酬を送金された。その額は60万ドル(入金額は6678万9773円)だった。
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